【東京新馬戦】父ディープ譲りの切れ味、リターンラルクA評価
2013年6月18日 06:00 函館競馬が開幕し夏の3場開催がスタート。土日で計6鞍の新馬戦が行われた。東京デビューの2頭はいずれも強烈な決め手が光った。日曜芝1600メートルのリターンラルクは出遅れて後方からの競馬。3~4角の手応えも決して良く見えなかったが、直線で大外に持ち出すと残り200メートルすぎでエンジン点火。ディープインパクト産駒らしい切れ味で、先行勢を一気に差し切った。ゲート難も含め、粗削りなレースぶりだが、将来性込みでA評価。土曜ダート1400メートルのアンズチャンも追い込みV。フレンチデピュティ産駒らしく、力強い脚さばきで砂適性はかなり高い。
土曜阪神のグランシェリーは、直線で狭いスペースを割って抜け出す味のある競馬。距離が延びても楽しめそうだ。日曜函館のオールパーパスは時計も優秀でオープンに出走しても十分戦える。