レコードVのシャフリヤールに天晴れ！鈴木智がダービー的中！

みなさま、こんばんは。スポニチ競馬Webの中の人です。

　先週は競馬の祭典「日本ダービー」が行われ、競馬界にとっては今週から新たな一年。みなさま"明けましておめでとうございます"。

　ダービー。改めて紹介する必要がないほどのビッグレースであり、競馬の根幹をなす競走。今年その栄光を手にしたのは福永騎乗の4番人気シャフリヤールでした。

　レースはバスラットレオンが宣言通り逃げる形に。毎年ごちゃつきやすい１コーナーですが、大本命のエフフォーリアと横山武史は3番手インで通過しました。

　向こう正面に入るところではシャフリヤールと福永がエフフォーリアの後ろでプレッシャーをかけ始めます。昨年1倍台の1番人気コントレイルで勝っていた福永ですが、レース中は池添がコントレイルのすぐ後ろでプレッシャーをかけてきていました。ダービー1倍台の重圧がどれほどのものなのか福永はよくわかっていたはずで、今年はエフフォーリアを負かす駆け引きを展開していました。

　向こう正面では馬群外につけた馬たちがじりじりとポジションを上げ、3コーナー辺りではエフフォーリアは9番手までポジションが後退。各馬がスピードを上げる中でも我慢した横山武史ですが、皐月賞同様に馬の力を信じ、焦ることはしませんでした。直線では各馬が外に進路を求める中、見つけた馬場の真ん中のスペースに飛び込み、追い始めます。残り300メートルで先頭に立ちそのまま伸びていくかに思われましたが、外を諦め、内に進路を求めたシャフリヤールが渾身の追い上げ。最後はハナ差でエフフォーリアをとらえ、シャフリヤールが第88代日本ダービー馬になりました。

　手に汗握る攻防の先には、2分22秒5のレースレコードVが待っていました。シャフリヤールの2戦連続レコードVはまさに天晴れ。ポテンシャルの高さを存分に発揮したレースとなりました。勝ったシャフリヤール陣営もそうですが、熱戦を演じたエフフォーリア陣営も素晴らしいレースを見せてくれました。これぞダービー。頂上決戦に中の人も胸が熱くなりました。

　スポニチ競馬Webでは鈴木智憲、通称チケン記者が的中！「ダービー一本に目標を絞った陣営の戦略が何とも不気味だ」と、コラムに取り上げていただけに大きな価値を持つ的中となりました。オークスでも勝ち馬ユーバーレーベンを取り上げており、2週連続でコラム推奨馬が優勝となりました。安田記念も注目です！！

　先週はダービー以外にも2つの重賞が行われました。土曜日、中京競馬場で行われた葵Sは波乱の決着に。亀田温心騎乗の13番人気のレイハリアが直線で粘り切って人馬ともに初めての重賞制覇を飾りました。

　レースは好スタートから逃げ馬を行かせて2番手でレースを進めます。直線では前を行く馬を冷静に交わして迫るヨカヨカを抑えてのゴール。前走の雪うさぎ賞も同じような展開でしたが、その時は重馬場で今回は良馬場、そしてスピードの絶対値があがる重賞での勝利だけにレイハリアにとって収穫のある勝利となりました。

　一昨年デビューの亀田は3年目。この世代は斎藤、団野、菅原に続き、4人目の重賞勝ち。彼らの活躍を意識しないわけもなくレース後は「同期がボンボンと重賞を勝ってましたし、勝ち鞍も多い中、こういうチャンスをいただき、結果を残すことができて良かったです」とはつらつとしたコメントを残してくれました。今週の安田記念には菅原明良とコンビを組むであろうカラテがスタンバイしています。“黄金世代”がバトンをつなぐか注目です。

　日曜の東京12Rで行われるたGⅡ目黒記念は4歳牝馬のウインキートスが並みいる古豪たちを押しのけて優勝を手にしました。ダービーの興奮も冷めやらぬ中で、レースはかなりのスローぺースに。2番手で追走していたウインキートスにとっては絶好の展開でした。直線早々に前を捕まえると後はコースを選んで32秒5の末脚を繰り出し、突き抜けていきました。

　前走の日経賞は、3コーナーに入るところで外にいた馬に絞られてしまい内ラチに接触。「状態も良かったし、いい手応えで回ってこられて絶好の展開だったが、3角の不利が全てです」と前走後コメントしていたこともあり、引き続き手綱をとった丹内は今回のスムーズな競馬からの重賞制覇はうれしい勝利となったことでしょう。それにしても牝馬の目黒記念勝利は33年ぶりだったとのことですが、日経賞でのウインマリリンなど牡馬相手の長距離戦でも牝馬の活躍が目立ちますね。

　スポニチ競馬Webも春競馬を突っ走っています。「マジ買う！」第3シリーズも残り一か月となりました。5月を終えてトップは万哲！むらさき賞でもしっかりと三連単を的中するなど今春は安定感が光ります。2位につける田村は第2シリーズからの連覇を虎視眈々。この企画に最も燃えている田井も3位つけていて見逃せません。

　そしてスポニチ競馬Webには推し記者という新機能が追加されました。レース開催日に推し記者のページで応援ボタンを押すと、その記者のメイン予想を見ることができます。無料会員の方でもご利用いただけます。

　スポニチ競馬Webは6月も初月無料キャンペーンを実施しています。今週の安田記念、鳴尾記念で新たな1年のスタートを切りましょう！

5/29
【高木】東京5R 三連単:▲-◎-○ 91,540円
【浜田】東京5R 三連単:◎-△-☆ 91,540円
マジ買う1日1R推奨予想【田井】東京2R 複勝ズバリ！！
マジ買う1日1R推奨予想【田村】中京5R 複勝ズバリ！！
マジ買う1日1R推奨予想【オサム】東京9R 富嶽賞 複勝ズバリ！！

5/30
【田村】中京5R 三連単:◎-△-○ 98,190円
【梅崎】東京11R 第88回日本ダービー 三連単:▲-◎-△ 58,980円
【鈴木智】東京11R 第88回日本ダービー 三連単:◎-○-△ 58,980円
マジ買う1日1R推奨予想【小林】東京1R 三連単:◎-○-▲ 3,650円 ズバリ！！
マジ買う1日1R推奨予想【田井】東京3R 三連単:○-◎-△ 11,290円 ズバリ！！
マジ買う1日1R推奨予想【新谷】中京8R 複勝ズバリ！！
マジ買う1日1R推奨予想【万里絵】東京9R 薫風Ｓ 複勝ズバリ！！
マジ買う1日1R推奨予想【万哲】東京10R むらさき賞 三連単:◎-▲-△ 36,970円 ズバリ！！
マジ買う1日1R推奨予想【田村】東京10R むらさき賞 単勝ズバリ！！
マジ買う1日1R推奨予想【菱田】東京10R むらさき賞 複勝ズバリ！！
マジ買う1日1R推奨予想【浜田】中京11R 白百合Ｓ 複勝ズバリ！！
マジ買う1日1R推奨予想【柏原】中京11R 白百合Ｓ 三連単:◎-△-○ 28,950円 ズバリ！！

【馬券道コバヤシ　特別編】30日東京11R　切れ味全開！サトノレイナス差し届く

　東京11R日本ダービーはサトノレイナスから買う。近年、クラシックは早期デビューの馬が活躍する傾向にある。3年前のダービー馬ワグネリアンは7月デビュー。昨年2着のサリオスも6月2日に新馬勝ち。先週のオークスは6月14日に初陣Vのユーバーレーベンが制した。サトノレイナスはこのメンバーで最も早い6月7日デビュー。同じ東京で、上がり34秒1の末脚を繰り出して新馬戦を勝った。時間を使って熟成、ルメールとともに成長を歩んできた。完成度はナンバー1だ。

　土曜の東京芝を見ても上がり最速（タイも含む）をマークした馬は＜2・1・2・1＞で着外の1頭も4着だった。切れ味を持つ馬が幅を利かせる舞台が出来上がっている。桜花賞は上がり32秒9と極限の末脚を繰り出した。抜群の切れ味で、世代の頂点に立つ。
　馬券は馬単で相手は○エフフォーリア、▲シャフリヤール、☆ワンダフルタウン、△グラティアス、ヨーホーレイク、タイトルホルダーへ流す。

上昇ワンダフルが波乱起こす

サトノレイナス　牡馬相手でも十分通用

ヨーホーレイク末脚サク裂

仕掛けも通用しない鉄板エフフォーリアで幸福を

ディープモンスター父に続く

フェリーチェで幸福な馬券を

バケるぞ！武豊だディープだ！

スムーズならウインキートス

ワンダフルタウン頂点見えた

【ダービー】田井⑯レイナス、田村⑧ヨーホー、エフフォーリアを差せ！！

【ダービー】バスラットレオン逃げ推し

【ダービー】おうちでユタカコールだ！ディープモンスター

【ダービー】グレートマジシャン、力を出し切れば勝ち負け

　さあ、日本ダービー！なかなか面白いメンバーになった！無敗のエフフォーリアが１枠１番に入ったことで見解も変わってくる。

　本命は（１３）グレートマジシャン！毎日杯の時から決めてました！お母さんのナイトマジックは６年連続でディープインパクトを種付け。やっと生まれた大器だと信じている。セントポーリア賞ではバジオウを圧倒。東京も距離延長も有利。まだ幼さは残るが、力を出し切れば勝ち負けできる逸材。ダービーではテン乗りは来ないなど、この馬にとっては不利なデータも多いが、そんなものはグレートマジシャンのマジックで何とかしてくれるだろう！

　対抗は（１）エフフォーリア。外枠なら軽視もあったが、この枠はだいぶ有利。皐月賞ほどの出来にあるかは疑問だが、東京２４００メートルは明らかに合いそうだ。３番手に（７）グラティアス。皐月賞は外枠で出遅れて４角ではさらに外にはじかれる不利。それでも最後はきっちり追い込んで、２着とはそこまで差のない６着。今回は４枠で、前の方でうまく立ち回れれば面白い。

　その次に（１２）ワンダフルタウン。青葉賞では約半年ぶりで落鉄しながらキングストンボーイを退けている。他では前走、驚異的レコードＶの（１０）シャフリヤール。毎回上がり最速の（８）ヨーホーレイク。競馬センス抜群の（２）ヴィクティファルス。馬体が戻ってれば面白い（５）ディープモンスターなど。

　馬券は３連単フォーメーションで（１）（１３）―（１）（１３）―（２）（４）（５）（７）（８）（１０）（１２）、（１３）―（２）（４）（５）（７）（８）（１０）（１２）―（１）、（２）（４）（５）（７）（８）（１０）（１２）―（１３）―（１）を各１０００円、（１３）―（７）（１２）―（２）（４）（５）（７）（８）（１０）（１２）（１４）（１５）（１６）、（１３）―（２）（４）（５）（８）（１０）（１４）（１５）（１６）―（７）（１２）を各５００円、（７）（１２）―（１３）―（２）（４）（５）（７）（８）（１０）（１２）（１４）（１５）（１６）、（２）（４）（５）（８）（１０）（１４）（１５）（１６）―（１３）―（７）（１２）を各３００円の計５万５２００円勝負！よろしくちゃーん！

◎（１３）グレートマジシャン
○（１）エフフォーリア
▲（７）グラティアス
☆（１２）ワンダフルタウン
△（２）（４）（５）（８）（１０）（１４）（１５）（１６）

　◇じゃい　１９７２年（昭４７）３月２０日生まれ、神奈川県出身の４９歳。お笑いトリオ「インスタントジョンソン」のボケ役。ネタ作りも担当。０９年にはギャンブルでためた５０００万円でマンションをキャッシュで購入。その後もＷＩＮ５で３７７５万円、４４３２万円、昨年暮れの川崎競馬ではトリプル馬単６４１０万円を的中させるなど、競馬だけで１億円以上稼ぐ最強ギャンブラー芸人。「勝てる馬券の買い方」（出版社・ガイドワークス）など著書も多数。

【ダービー】⑭タイトルホルダー皐月賞2着からアイネスフウジンの道

【ダービー】エフフォーリア動き問題なし

ダービーの枠順が確定！

　主役は皐月賞を完勝したエフフォーリア。1枠1番から無敗での2冠制覇を狙う。前走の皐月賞では、500キロを超す雄大な馬体、エピファネイア×ハーツクライの血統背景や走法などから中山適性を疑問視されたものの、全く問題にせず3馬身差の圧勝。能力をいかんなく発揮した横山武史騎手の騎乗も見事だった。今回、2戦2勝の東京にコースが替わることは間違いなくプラスに働く。平成以降の皐月賞を3馬身以上の差で勝ったのはナリタブライアンとオルフェーヴルだけと名馬への階段を上るエフフォーリア。戦後最年少ダービー制覇が懸かる鞍上とともに偉業に挑む。

　サプライズの参戦は8枠16番に入った牝馬のサトノレイナス。オークスをパスしてこちらを選択してきた陣営は"勝つ気満々"。アーモンドアイなどで知られる国枝師×ルメール騎手の黄金コンビがダービーを制するか注目だ。阪神JF、桜花賞はソダシ敗れたが、いずれもマイル戦で差し届かずといった内容で今回の距離延長は大歓迎。制覇なら「牝馬の時代」をさらに色濃くする勝利となりそうだ。

　展開のカギを握る皐月賞2着のタイトルホルダーは7枠14番から。2走前の弥生賞ディープインパクト記念ではのちにNHKマイルCを制するシュネルマイスターを完封。この世代のトップホースであることに疑いはなく、侮れない1頭だ。皐月賞5着のヨーホーレイクは4枠8番に入った。その皐月賞では勝ち馬エフフォーリアを抑えて上り最速の脚を披露。これでデビューから5戦全てのレースで上り最速を記録している。友道厩舎×金子オーナー×川田騎手と言えば、16年にダービーを制したマカヒキと同じ。そのマカヒキもデビューから皐月賞を含めた4戦全てのレースで上り最速の脚を使っていた。

　皐月賞組以外にも注目。打倒エフフォーリアに燃えるシャフリヤールは5枠10番に入った。共同通信杯でエフフォーリアに完敗したものの、続く毎日杯では1分43秒9という破格のレコードV。全兄である17年の皐月賞馬アルアインはダービーで5着。兄の分までリベンジを誓う。前哨戦の青葉賞を制したワンダフルタウンは6枠12番に入った。和田竜二騎手が前走後に「今年のクラシックはこの馬でと思っていた」とほれ込む逸材。青葉賞→ダービーのローテは鬼門として知られるが跳ね返すことが出来るか。

　中の人注目は、7枠13番に入ったグレートマジシャン。前走の毎日杯はシャフリヤールと同タイムの2着。こちらはエフフォーリアと未対戦で、同じく東京で2戦2勝。早くからダービーに照準を絞ってきていた。この春のキーワードになっている"ドイツ"的な血統背景もある。戸崎騎手の初めてのダービー制覇を期待したい。

【ダービー】一発こわいディープモンスター

英オークス＆ダービーへ本馬場開放

　6月4日に英オークス、5日に英ダービーの開催を控えているエプソムダウンズ競馬場が、24日に本馬場を開放。オークス出走予定馬3頭、ダービー出走予定馬2頭が、拠点のニューマーケットから輸送され本番のコースで試走を行った。

　追い切り後にジェーン・チャップルハイアム調教師は、自らが管理する英1000ギニー2着馬サロフンビーチ（牝3）のオークス参戦を正式表明。輸送途中に事故渋滞にはまり、45分ほど立ち往生した件に触れ、「ニューマーケット以外で走ったことのないこの馬にとって、輸送も含めてよい経験になった」とコメントしている。

　ダービー組では、スノーフェアリーの3番子で、LRフェアウェイSを勝っての参戦となるジョンリーパー（牡3）が、この日の試走に参加。前走で同馬の手綱をとったウィリアム・ビュイックが、ダービーでは契約しているゴドルフィンのハリケーンレーン（牡3）に騎乗するため、アダム・カービーに乗り替わることを、管理するエド・ダンロップ調教師が明らかにしている。

　昨年は無観客での開催だった英ダービーだが、今年は4000人を上限として、観客を動員して開催されることが決まっている。（競馬評論家）

【ダービー】ラーゴム穴どれない闘争心

【ダービー】バスラットレオン3代制覇　母の父が“架け橋”最強のダービー馬

　ダービーまでに行われる3歳G1は桜花賞、皐月賞、NHKマイルC、オークスの4レース。種牡馬ディープインパクトは最初のクラシックだった11年桜花賞のマルセリーナから昨年の皐月賞コントレイルまで、そのいずれかで毎年欠かさず勝ち馬を出してきたのだが、今年はオークスのアカイトリノムスメが2着に終わり、11世代目にして初の“全敗”となった。2歳戦を含めて現3歳ディープインパクト産駒はいまだに世代限定G1未勝利。牡馬に挑むサトノレイナスが象徴的で、単独最多の7勝目がかかるダービーの一点突破に特化した世代という見方もできる一方、モンスターサイアーの燃え尽き症候群的な変調の予兆も浮かび上がってくる。

　またか、と思われる向きも多いだろうが、今週もキズナ産駒バスラットレオンにディープインパクト系の世襲を期待している。08年英ダービーでガリレオとの父子制覇を果たした母の父ニューアプローチは、父として18年英ダービー馬マサーを出し、“3代制覇”のブリッジとなった。遺伝面において最強の英ダービー馬ともいえる同馬は、日本ダービー3代制覇にはこれ以上ないサポート役だろう。祖母ザミリアを共有するいとこスティッフェリオはオールカマーに優勝、春の天皇賞で同タイム2着のステイヤー。血統的には2400メートルの距離に不安はない。（サラブレッド血統センター）