2025年10月11日 東京11R 第11回サウジアラビアRC
2歳OP 特指 国際 馬齢 芝・1600m
2歳GⅠへの試金石となる注目のGⅢ

<2024年・サウジアラビアRC>レースを制したアルテヴェローチェ。左は5着に敗れたアルレッキーノ(撮影・郡司 修)

3日間開催の初日、11日の東京メインは2歳重賞「第11回サウジアラビアRC」(G3、芝1600メートル)。歴史は浅いが、優勝馬にはダノンプレミアム、サリオス、グランアレグリアなど、後のG1優勝馬が名を連ねる出世レースだ。
今年は少頭数ながら、好メンバーが集まった。注目は夏の新潟で初勝利を飾ったゾロアストロだ。
1番人気に推された東京新馬戦(2着)は出負けも響き、素質馬ディバインウインドに敗れたが、単勝1.1倍の断然人気に推された2戦目は完勝だった。2番手でスムーズに折り合い、上がり3F32秒9と切れる脚を使って、余力たっぷりに抜け出した。鞍上ルメールも「伸びしろがあります」と称賛。中間の調教はさらに切れを増し、スケールアップしている。重賞初制覇の態勢は整っている。
ライバルは2連勝中の関西馬アスクエジンバラだ。阪神新馬戦(4着)は伸び切れなかったが、小倉未勝利戦、コスモス賞(札幌)と連勝。まだ道中のしぐさなどに幼さは残るが、機敏に好位で立ち回り、センスの良さを見せている。切れを要求される東京コースでどんなレースを見せるか
。
チュウワカーネギーは阪神新馬戦でアスクエジンバラなどを破って逃げ切り。大物感が漂う好馬体。父モーリス譲りのスピードは魅力たっぷりだ。新潟新馬戦を好センスで勝ち上がったエコロアルバ。2戦目で一変したニシノエースサマも上位争いを演じる。