【馬乗り達人塾 特別編】有馬記念 衰えてないディープボンド

2023年12月20日 10:00

 会心の的中は18年ブラストワンピース。◎▲△で3連単2万5340円をヒットした。だが、思い出の有馬記念を聞かれ、即答で答えるのは的中こそしていないが現地でレースを見届けた21年。場内は午前中からお祭りムード。レース前の熱気に興奮し、鳥肌が立った。当時3歳のエフフォーリアがV。連覇を狙って参戦したクロノジェネシスは3着に敗れたがラストランで立派な走り。引退式を近くで見て胸が熱くなった。夜の打ち上げは関東の先輩らと大盛り上がりだったが翌日、二日酔いでぐったり。一日中、頭が痛かったのは今となってはいい思い出だ。 今年、現時点で気になっている馬は3年連続の参戦となるディープボンド。21年は道中6番手から経済コースをうまく立ち回った。直線外に持ち出すと勝ち馬とびっしり馬体を併せての追い比べ。惜しくも2着に敗れたが負けて強し。適性は示した。昨年は大外8枠16番からスタート。終始外を回る展開で最後の直線、力尽きて8着。枠に泣いた。もう6歳。あまり成長は見込めないが春の天皇賞は2着と好走。まだ衰えてはいない。立ち回りひとつで出番はある。

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