リオンディーズ産駒“苦手克服”スプリングS快走なるか
2026年3月11日 05:30
フィリーズレビューのギリーズボール、弥生賞ディープインパクト記念のバステールと、2戦1勝の新興勢力がトライアルを制し、一層混迷の度合いを深めた今年のクラシック戦線。皐月賞トライアル第2弾、スプリングSは13年の優勝馬ロゴタイプを最後に本番との縁が切れているが、今年は最新の皐月賞サイヤーであるリオンディーズ産駒が4頭エントリーしてきた。血統面からも例年以上に重視すべき前哨戦といえる。
重賞実績豊富なアスクエジンバラ、2戦2勝のクレパスキュラーは、どちらも昨年の皐月賞馬にしてグランプリホース、ミュージアムマイル同様に母の父経由のサンデーサイレンス3×4を内蔵する。母の父マンハッタンカフェのアスクエジンバラは春の天皇賞馬テーオーロイヤルと同配合となるが、インブリードの意匠ではクレパスキュラーの血統構成が凄い。エリザベス女王杯、宝塚記念勝ちの名牝マリアライトの全妹である母エリスライトと父リオンディーズの組み合わせでは、定番のサンデーサイレンス3×4に加え、3代父にして祖母クリソプレーズの父エルコンドルパサーの父でもあるキングマンボ3×4も生じる。現代の日本産サラブレッドの2大父祖が「奇跡の血量」で対峙(たいじ)する一触即発型の配合だ。
中山芝1800メートルにおけるリオンディーズ産駒は意外にも現3歳までの6世代、延べ27頭出走で未勝利。血統データ的には相性の良くない条件だが、苦手意識を一掃する快走を期待したい。(サラブレッド血統センター)