【大阪杯】ヨーホーレイク昨年以上の可能性も

2026年4月1日 05:30

 大阪杯の個人的な原体験は3冠馬ミスターシービーがマル地の雄ステートジャガーに競り負けた1985年。不沈艦テイエムオペラオーを一撃で仕留めた2001年のトーホウドリームも忘れがたい。配当的には1995年インターマイウェイの単勝万馬券(1万4040円)も印象に残る。このように別定重量G2時代の大阪杯は周期的に大番狂わせの舞台となっていたのだが、定量戦のG1に昇格した17年以降も波乱の歴史は継続している。単勝1番人気は“元年”のキタサンブラック、18年のスワーヴリチャードが連勝して以降7連敗中で、2着も23年スターズオンアースのみ。昭和末期から平成中期までの天皇賞・秋がそうだったように、単勝1番人気の受難は古馬2000メートルG1の通過儀礼なのかもしれない。

 種牡馬ディープインパクトはG1大阪杯の最多勝サイヤーであると同時に最強の穴メーカーでもある。19年のアルアインは9番人気、これも自身の産駒である3冠馬コントレイルと最強牝馬グランアレグリアをまとめて負かした21年のレイパパレは4番人気、そのレイパパレの連覇を阻止した22年のポタジェは8番人気。「3勝」の単勝平均配当は3100円となる。その一方で、20年3着のダノンキングリー、21年3着の前記コントレイルは1番人気。いわば“自作自演”で波乱の歴史を演出してきたわけだ。

 昨年、8番人気で3着に追い込んだヨーホーレイクは、最新の世界ランキング6位にランクされているディープモンスターと同期のディープインパクト第11世代。アミールトロフィーで欧州最強クラスのゴリアットを下したディープモンスターには驚かされたが、他にも6歳のラストランまで第一線で活躍した日本ダービー馬シャフリヤールなど、18年産世代のディープインパクト産駒には特別な生命力が伝わっている印象だ。母の父フレンチデピュティのヨーホーレイクは、8歳時の京都大賞典で大復活を遂げた16年の日本ダービー馬マカヒキと同配合。昨年の上を行く激走があっても不思議ではない。(サラブレッド血統センター)

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