ローレルリバー 偉大な父イントゥミスチーフに最強の後継候補

2026年3月18日 05:30

 2年前のドバイワールドC優勝馬ローレルリバーがビッグレッドファームに電撃トレードされた。今年もフォーエバーヤングとの対決に向けて現地で調整されていた牡8歳の古豪。24年ロンジンワールドベストレースホースランキングで芝部門のシティオブトロイと首位を分け合った“前世界チャンピオン”である。

 ローレルリバーの父イントゥミスチーフは、少し前に当欄でも取り上げた不動の北米チャンピオンサイヤー。21歳となる今年も現役として種付けシーズンを迎えたバイタリティーの塊で、20年の米年度代表馬オーセンティック、ローレルリバーと同世代の21年ケンタッキーダービー馬マンダルーン、G14勝のライフイズグッドなど、後継種牡馬もめじろ押し。ちなみに同じジャドモンドファーム所有のマンダルーンは母の父エンパイアメーカーもローレルリバーと共通している。ある種の血統的な過剰供給も今回の商談成立には追い風だったのかもしれない。

 ウシュバテソーロを8馬身半ちぎった前記ドバイワールドCで得たレーティング128は、昨年のソヴリンティと並ぶイントゥミスチーフ産駒の歴代最高値。数字の上でローレルリバーは、偉大な父にとって最強の後継候補ということになる。これで今年の種付けシーズンはジャスタウェイ、アメリカンファラオ、イクイノックスと合わせて世界チャンピオンの“4頭出し”。生産部門でも日本の競馬が黄金時代に突入したことを改めて実感させられる。(サラブレッド血統センター)

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