チャーリー いつの日かサウジで父の雪辱を…

2026年3月4日 05:30

 2回中山開幕週で最も強烈なインパクトを残したのは1日4R(3歳1勝クラス)のダート1800メートル戦、結果的に国枝栄調教師最後の勝利となったチャーリーの大パフォーマンスだ。余力残しで記録した勝ちタイムの1分51秒7は、オープンを含めた今年の中山ダート1800メートル戦の最速。ちなみに同じやや重発表だった昨年の伏竜S(3歳オープン)を5馬身差で圧勝したルクソールカフェのタイムが1分52秒1である。2着同着のエスシービクトリア、ガムラスタンが10馬身ちぎれてしまったのも当然だろう。

 チャーリーは19年JRA賞最優秀ダートホース、クリソベリルの初年度産駒。父のクリソベリルは今年に入ってJRAで9頭の産駒が勝ち上がり、3歳世代のJRAダートコース勝ち馬頭数は累計17頭となった。これはルヴァンスレーヴの26頭に次ぎ、ナダルと並ぶ2位の数字。デビュー6連勝でチャンピオンズCを制し、サウジC6着を挟んで帝王賞、JBCクラシックまで国内無双の強さを誇示した天才型のダート王が種牡馬としても真価を発揮しはじめた印象だ。

 チャーリーの祖母シャワラはフランスのリステッド競走勝ち馬で、母ジャンナスキッキの半姉には3歳時に凱旋門賞2着からジャパンCに出走(7着)し、翌年はヨークシャーオークス、ヴェルメイユ賞と、英仏のG1を制したシャレータがいる。中東シリーズに強い“隠れ芝血統”という点は魅力。将来的にはサウジCで父の雪辱に挑むことになるかもしれない。(サラブレッド血統センター)

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