サリオス スタミナ色が濃い血統

2026年7月15日 05:30

 【2歳新種牡馬紹介(4)】サリオス 2017年生まれ 栗毛 安平産 父ハーツクライ、母サロミナ(母の父ロミタス)中央、香港で15戦5勝 主な勝ち鞍は朝日杯フューチュリティS、毎日王冠(2回)、サウジアラビアロイヤルC 2歳産駒109頭。

 19年JPNサラブレッドランキング2歳部門の首位にランクされたレーティング上の“2歳チャンピオン”。2歳コースレコード勝ちのサウジアラビアRC、レースレコード勝ち(当時)の朝日杯フューチュリティSを含むデビュー3連勝で2歳戦を終え、同じく3戦全勝でJRA賞最優秀2歳牡馬に選出されたコントレイルを1ポイントしのぐレーティング116の評価を得た。無敗馬対決となった皐月賞は後の3冠馬との追い比べの末、半馬身差の2着。続く日本ダービーも2着を確保したものの着差は3馬身に広がり、菊花賞には向かわずに以後はマイル路線を選択。“隔年連覇”の毎日王冠では格の違いを示し、その間も3着に粘り込んだ4歳時の香港マイルなど、G1・7連戦の随所で存在感を放った。

 既にJRAで3頭が勝ち上がった初年度産駒のうち、今週の函館2歳Sにはイモージェンとダマスクがエントリー。現役時同様、種牡馬としてもまずは2歳戦からフル稼働の構えだ。ハーツクライ系では異端に属するマイラーだが、母は芝2200メートルの独オークス馬で、血統的にはむしろスタミナ色が濃い。自身が未勝利に終わった2000メートル以上での長打も期待できる。(サラブレッド血統センター)

コラム一覧

その他のコラム