サプライズの予兆ありサンライズノヴァ 代々継承の決定力は健在ノボバカラ

2026年9月2日 05:30

 【2歳新種牡馬紹介(11)】夏季集中連載のラストは独自路線を進む少数精鋭型サイヤーを網羅しよう。

 サンライズノヴァ(12歳、日高産、産駒数14頭)はマイルCS南部杯などダートグレード5勝の強豪。日本固有のダート父系として根を広げたゴールドアリュール後継で、フェブラリーS勝ちのサンライズバッカスの甥にあたる母系の遺伝的な信頼性も高い。JRA出走産駒はまだ2頭だが、そのうちの1頭アイファーマーリンが芝1600メートルの新馬で2着となった。サプライズの予兆かもしれない。

 ノボバカラ(14歳、新ひだか産、産駒数4頭)は10歳まで走ったタフネスで、さきたま杯、カペラSなどダートグレード4勝を含む中央・地方通算62戦10勝の戦績を残した。種牡馬デビュー同期となったダート1600メートルの日本レコードホルダー、アルクトスと同じアドマイヤオーラ後継。希少の産駒からすでに2頭が門別と川崎でデビュー勝ちを収めている。早世の名種牡馬アグネスタキオンから代々継承された決定力は健在だ。

 マスターフェンサー(10歳、浦河産、産駒数14頭)はジャスタウェイ初の後継種牡馬。名古屋グランプリなどダートグレード4勝の活躍馬だが、それ以上に重賞未勝利の身で6着に追い込んだケンタッキーダービーが印象的で、産駒の初勝利(エンジェルリング=名古屋)はアメリカの競馬メディアでも報じられた。日本調教馬初の“世界チャンピオン”の血脈には大舞台でこその意外性が潜む。

 オジュウチョウサン(15歳、平取産、産駒数4頭)は今年、殿堂入りした障害部門の生ける伝説。並のオープン馬以上の平地力と持久力も有馬記念の0秒8差9着で実証されている。障害専門サイヤーとは決めつけられないが、やはり大障害コースを突進する2世の雄姿を見てみたい。(サラブレッド血統センター)

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