母系に流れる皇帝の血脈ステルヴィオ ジャンダルム産駒は“3代制覇”への挑戦を期待

2026年8月5日 05:30

 【2歳新種牡馬紹介(7)】ステルヴィオ 2015年生まれ 鹿毛 安平産 父ロードカナロア、母ラルケット(母の父ファルブラヴ)中央21戦4勝 主な勝ち鞍はマイルチャンピオンシップ、スプリングS 2歳産駒60頭。

 牝馬3冠のアーモンドアイと同期のロードカナロア初年度産駒。サウジアラビアロイヤルC、朝日杯フューチュリティSと、2戦連続で2歳王者ダノンプレミアムの2着を確保するなど、2歳時から第一線で活躍し、スプリングSを制して臨んだ皐月賞でも4着に食い込んだ。日本ダービー8着のあとはマイル路線に転向。毎日王冠2着をステップに史上5頭目となる3歳でのマイルチャンピオンシップ制覇を果たした。ちなみに過去4頭のうちサッカーボーイ、タイキシャトル、アグネスデジタルと、種牡馬入りした3頭はいずれもグレードサイヤーとなっている。4歳以降の伸び悩みで株を下げた印象だが、先例に倣えば生産部門での巻き返しは十分。昭和の名馬シンボリルドルフの同族という母系の血脈にも付加価値を見込んでおきたい。

 ジャンダルム 2015年生まれ 黒鹿毛 米国産 父キトゥンズジョイ、母ビリーヴ(母の父サンデーサイレンス)中央・香港で30戦7勝 主な勝ち鞍はスプリンターズS、デイリー杯2歳S、オーシャンS 2歳産駒55頭。

 春秋スプリントG1制覇の名牝ビリーヴと米チャンピオンサイヤーのマッチングで生産された逆輸入のマル外。短距離専念でエリート血統が覚醒し、7歳時のスプリンターズSで牡牝混合G1母子2代制覇を達成した。母の父サンデーサイレンスは「種牡馬の母の父」としても信頼性が高い。供用3年目の早世は惜しまれるが、産駒には“3代制覇”への挑戦を期待したい。(サラブレッド血統センター)

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