ダノンプレミアム 確実性よりも長打力で勝負するタイプか
2025年7月16日 05:30
【2歳新種牡馬紹介(5)】
ダノンプレミアム 2015年生まれ 青鹿毛 新ひだか産 父ディープインパクト、母インディアナギャル(母の父インティカーブ)中央、豪、香港で15戦6勝 主な勝ち鞍は朝日杯FS、弥生賞、金鯱賞、マイラーズC、サウジアラビアRC 2歳産駒94頭。
17年JRA賞最優秀2歳牡馬。デビュー3連勝を飾った朝日杯FSでは3馬身半突き放したステルヴィオ以下、タワーオブロンドン、ケイアイノーテック、ダノンスマッシュと、後のG1ウイナー4頭をレースレコードで圧倒。JPNサラブレッドランキングで2歳馬の史上最高値となるレーティング117の評価を獲得した。3歳初戦の弥生賞も同じディープインパクト産駒のワグネリアンに完勝したが、右前脚の挫石が尾を引いて皐月賞は回避。1番人気に支持された日本ダービーでワグネリアンの6着に敗れ、4歳以降はマイル~中距離に専念。金鯱賞、マイラーズCを連勝した後は、国内外のG1・8連戦で2着2回、3着1回、4着2回と善戦を続けたものの勝ち切れずに終わった。
レーティングの上では昨年のクロワデュノールと並ぶ日本競馬史上最強の2歳馬。期待度が大きかった分、3歳以降の戦歴に負のバイアスがかかった印象もあるが、競走馬として発揮した能力の最大値は種牡馬デビュー同期の3冠馬コントレイルに比肩する。名牝スノーフェアリーの父でもある母の父インティカーブは名うての一発屋。血統的には確実性よりも長打力で勝負するタイプだろう。 (サラブレッド血統センター)
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