占いの対象を青葉賞組へと移そう。同レースの１着シュガークン、２着ショウナンラプンタだ。過去のデータでは本番でなかなか結果の振るわない青葉賞組について、占い師の見解はどうか。

　まず、シュガークンについて。あらいちゅーさんは振り子を使って占う。「シュガークンはどうでしょうか」との問いかけ、その動きを見つめたが「あまり力の反応を感じられませんでした」との答え。「私の周りにシュガー君という友達がいるので名前にはとても親近感がある」と陰ながら応援していくスタンスをにじませた。

　一方、萩原八雲さんはその占いから「これは結構強い。シュガークンは宿曜占星術の三九の秘法でいう『命』の流れの中の『安』です。彼はリラックスした気持ちで臨めるから、自分らしく走れそうなので意外に強いはずです。ただしリラックスし過ぎると集中力を欠いて集団から遅れてしまいそうです」と説いた。

　ショウナンラプンタに対する評価は分かれる。かーりーさんは「沢火革（たくかかく）の５爻（ごこう）が出て、これは大人（たいじん）が虎のように変わることを表しています。調教替わりとか、良いコンディションが期待できそうです。個人的にはこの子の馬券を強めに攻めたい」と馬券に絡む気配を感じとった様子。萩原さんは「太陰の流れも悪くない。これまでの占いの中で2番目にいい」と支持。これに対し、あらいちゅーさんは「ダウジングではいま一つの反応でした」と慎重な評価を下した。

　そして、注目の牝馬レガレイラ。彼女の挑戦は大きな話題を呼んでいる。萩原さんは「月のエネルギーが弱く、期待しすぎは禁物かもしれません」と冷静な反応。かーりーさんは「地火明夷（ちかめいい）の３爻（さんこう）が出ているので、芽が出るのはもう少し先になるかもしれません。大器晩成タイプですね」と述べた。地方競馬の馬主を務めるあらいちゅーさんは「ダウジングでは反応が薄かったので、競馬を愛する占い師として買えるかと聞かれたら難しいところ。でも、オーナーの気持ちは凄く分かる。ダービーにチャレンジできるんだったら行ってしまいますよ」と競馬のロマンを熱く語った。

　シュガークン、ショウナンラプンタ、レガレイラはそれぞれが虎視眈々とした頂点をうかがっている。最終回ではこれまでの占いの結果を総評し、この不思議な〝旅〟を締めくくりたい。

　◇あらいちゅー　高円寺の占いサロン「チャンス」を経営。占い師のほか、不動産業も営む。地方競馬の馬主で、競馬専用の道具を使いダウンジングを駆使して世界中の競馬場を転戦。好きな馬はトウカイテイオー。

　◇萩原八雲　プロ２６年目の鑑定士。鑑定実績６万人。大阪で占い店を経営後、新型コロナ禍を機に上京。現在は月２回、「チャンス」で対面鑑定を実施。東京・神保町の占いサロン「アルケミア」や「電話占い・絆～kizuna～」でも相談を受けている。競馬の知識は、中学生時代に軽く遊んだ「ダービースタリオン」。でもデータが壊れてすぐ辞めた。

　◇かーりー　本職はIT企業のエンジニア。梅花心易や人相術をベースにした人生相談が得意。曾祖父の代から続く北海道の牧場の生まれ。競馬歴10年。好きな馬はシルヴァーソニック。

　◇望月哲史　webムー編集長。競馬は人生で全く通ってこなかった初心者。３月に占い師競馬会を企画。詳細はwebムーに公開しているほか、発売中の「月刊ムー」６月号に掲載されている。

【３月の占い師競馬会　驚愕の全容は…】
▼馬や騎手を呪わないこと！ 「占い師競馬会」で16名の占術家が腕試し＆運試し（前振り編）
https://web-mu.jp/column/39955/
▼占いで競馬を当てる、楽しむ！ 易で、ダウジングで、タロットで…川崎競馬場のレースを読み切った占い師競馬会レポート（結果編）
https://web-mu.jp/column/39973/