【日本ダービー】占い師競馬会が占った〝ムー馬券〟で3点勝負!!~超常決戦編~
2024年5月25日 14:00 祭典を控えた25日のウインズ後楽園(東京)。ここに多くの競馬ファンが集い、スポニチなど愛読する競馬新聞とにらめっこしていた。スポニチ競馬Web取材班のヤスケンは、彼らを横目に馬券の発売機の前に立った。ダービー資金の1万円が1秒足らずで発売機に吸い込まれていく。続いて買い目を記したマークシートを入れると、「第91回日本ダービー」とレース名が書かれた馬券が出てきた。
買い目は(8)アーバンシック(13)シンエンペラー(15)ジャスティンミラノの3連複1点4000円、(8)アーバンシックと(17)ショウナンラプンタの単勝各3000円の計3点。馬券を手にした私はいま、占いで競馬は当たるのかという〝超常決戦〟に挑もうとしている。
それにしてもなぜ、こんなことになったのか。時を戻そう。
ミステリー雑誌「ム-」の公式サイト「webム-」の協力を得て、占い師競馬会への潜入取材を試みたのは5月2日。その模様は13日から怒濤の6日連続連載をした「ムーpresents超常占馬眼」で詳報している。
18日に最終回を迎え無事任務を終えてひと息つき、隊長に一連の出来事を報告すると、こんな答えが返ってきた。「じゃあ馬券を買ってみればいいじゃない、自腹で。それを記事にして締めくくろうぜ」。ノリが軽い。まあいいだろう。このやり取りを書き残すことがささやかな抵抗だ。
付け加えるならば、決して隊長に言われたから買うわけではない。精神を擦り減らして占ってくれた3人の占い師や快く企画に賛同してくれたムー関係者への敬意を形で示すためだ。ありがたいことに反響は大きく、占い師競馬会も世界に散らばる顧客や知人へ連絡してくれたとのことだ。最後まで船を下りるわけにはいかないだろう。だからこそ、なけなしの1万円札を握りしめてウインズ後楽園へ向かったというわけだ。
いよいよ26日に夢の宴が開かれる。あまりにも気になる情報がありすぎて、ギリギリまで迷いに迷っている人は少なくないだろう。それは競馬の醍醐味でもある。一方、何を買えばいいか分からないという人もいれば、お祭り気分を味わうために100円だけ買って運試しという人もいるだろう。そんな時に、占いが迷える人々の道しるべの一つとしてあってもいいのではないか。
今回の企画を楽しんでくれた皆さんにとって競馬の楽しみが広がるきっかけになることを願い、レースを見届けたい。