【小林の馬券道】13日阪神11R 1週前追い切りに凄み1冠へ突き進む

2025年4月13日 08:00

 時に思い続けることも大切だ。20年の桜花賞はデアリングタクトがV。3連勝での戴冠だった。前走のエルフィンSがインパクト十分の勝ちっぷり。当日は京都競馬場にいて、スマホで撮った口取り写真を大切に保存していた。本番まで2カ月もある。その間にトライアルレースで魅力のある馬が現れるたびに、心を奪われそうになる。それでも初志貫徹、1番人気でなくとも大丈夫。かくして1冠奪取、ここからサクセスストーリーが始まった。

 今年の桜花賞はその時と全く違って、ぎりぎりまで本命馬を迷った。エリカエクスプレスはデアリングタクトと同じ杉山晴厩舎所属のエピファネイア産駒。ステップは違えど、2戦2勝の戦歴も同じ。とにかくCWコースの1週前追いが凄み十分。ラスト3F34秒8はなかなかお目にかかれる数字ではない。母父ガリレオの血統背景からも、多少渋った馬場はこなせるだろう。鞍上の戸崎は先週のドバイシーマクラシックを制するなどリズムもいい。確実に1冠へ導く。(2)から。

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