【大阪杯】アイン 馬なり11秒7!川田も満足「いい雰囲気」
2018年3月29日 05:30 4頭を送り込む池江厩舎のうち、4歳のG1ホース2頭はCWコースで併せた。向正面から登場した皐月賞馬アルアインはペルシアンナイト、アイスバブル(3歳500万)の2頭を2秒以上追走。3〜4角のコーナーリングで内から一気に差を詰めると、直線半ばでいったん先頭へ。馬なりのままラスト1F11秒7の瞬発力で、最後はペルシアンと併入。騎乗した川田が満足げに感触を口にした。
「馬はできているので、いつも通り軽めにストレッチする程度。いい雰囲気で、ここまで来られていると思います。先週も乗っているし問題なくいい状態です」
鞍上が初コンビを組んだ京都記念は、直線外から伸びて2着。内めを通ったクリンチャーに届かなかったが、レイデオロには競り勝った。「馬場(重)があまり良くない中、ダービー馬をつかまえてくれましたからね。菊花賞以来の休み明けでしたし、大阪杯に向けては悪くない内容で終えられました」と評価する。
大挙7頭が出走するハイレベルな4歳世代の中で、唯一のクラシックホース。昨年の皐月賞はレイデオロ、スワーヴリチャードなど同期の強敵相手に押し切った。その後は勝ち切れていないが、皐月賞以来の2000メートル戦ならチャンスは十分。甲乙つけがたい有力馬を送り込む池江師も「凄く調子がいいんで、ここを勝って中距離のトップホースだということを証明したい」と力強く意気込んだ。
既に来月末に行われる香港G1・クイーンエリザベス2世C(シャティン芝2000メートル、4月29日)には選出済み。出否は未定ながら、国内で2つ目のG1タイトルを手にすれば初の海外遠征も実現しそう。先週の高松宮記念をファインニードルで制した絶好調の鞍上と共に、まずは国内最強を証明する。