モレイラ JRA騎手免許1次試験受験「一生懸命やり切った」
2018年10月3日 05:30 ジョアン・モレイラ(35)が2日、JRA騎手免許の第1次試験を受験した。JRA競馬学校(千葉県白井市)で試験を終えた同騎手は「受験する前から難しいとは想像してきたが、正直言って、さらに難しかったね。90分間、一生懸命に答えを書き続けたから首が痛くなった」。“マジックマン”の異名を持つ世界的名手も騎乗のようにはいかず、苦笑交じりに振り返った。
第1次試験は筆記試験(英語での受験も可能)。競馬関係法規など競馬に関する知識が問われた。90分間の時間配分が難しく、中には解答できない問題もあったという。それでも「脳のとてもいい調教になった。若干ストレスがありながらも一生懸命やり切った。いい結果が出てほしい」と人事を尽くして天命を待つ。
第1次試験を突破すれば、来年1月30日に第2次試験に駒を進める。ここでの最難関は日本語による口頭試験。この日の取材も日本でのレース回顧と同じく通訳を介し、「第1次試験のためにフルパワーを費やしてきたから日本語の勉強が少なかった。合否にかかわらず集中して日本語を勉強すると決めている」。来週からは日本語学校に通い、さらに自宅でも家庭教師から指導を受けることにもなっている。第1次試験の合否発表は今月11日。過去には01年に安藤勝己、13年にはM・デムーロが1次試験で不合格となっているが、果たして…。