【凱旋門賞】順調クリンチャーに天の恵み!?道悪巧者に雨予報

2018年10月3日 05:30

シャンディイ競馬場の記者会見場で質問に答える宮本師

 クリンチャーは3日(日本時間同日)の追い切りに備え、エーグル調教場で体をほぐした。ダートコースでダク、ハッキングを行いキャンターで流した。開業15年目で世界のひのき舞台に立つ宮本博師(55)が順調な仕上がりをアピールする。「悪くなかった。いつもと変わりなく来てます。カイバも食べていますね。“10回の調教より1回の競馬”とも言うし、(9月16日のフォワ賞を)一度使えたのは大きいです」

 追い風も吹いてきた。晴れマークが並んでいたパリの天気予報に傘マークが表れた。レース前日の6日が晴れ一時雨。6時間に2回程度のにわか雨や雷雨となるもようで、翌7日も曇り時々雨の予報だ。昨年の菊花賞は不良馬場での2着。今年2月の京都記念(G2)も重馬場で重賞初制覇。凱旋門賞で騎乗する武豊も渡仏前に「パワーとスタミナがある馬なので、雨は大歓迎だし、重馬場希望ですね」と話していた。

 3日の最終追い切りについて、宮本師は「普段の調整の延長上。ダートを単走でやります。芝よりダートの方が負荷もかかりますから。こんな素晴らしいメンバーと競馬ができる。とにかく無事に、クリアしてほしい」と願いを込めた。

特集

2018年10月3日のニュース