アクター、引退して種牡馬入りへ 15年の有馬記念優勝馬

2018年10月10日 07:00

2015年の有馬記念を制し、左手を突き上げスタンドのファンにアピールするゴールドアクター(牡4=中川)鞍上の吉田隼人騎手

 ファンに愛されたグランプリホースがターフを去る。15年有馬記念を8番人気で制したゴールドアクター(牡7=中川、父スクリーンヒーロー)が引退、種牡馬入りすることが9日までに決まった。

 有馬記念の他、15年アルゼンチン共和国杯、16年日経賞、オールカマーを勝って重賞4勝、通算24戦9勝。中〜長距離のG1戦線を盛り上げたが、今年に入ってからの近3走は全て2桁着順。全盛期の走りは影を潜めていた。中川師は「体はいい頃の感じに戻っていたが気持ちの部分が戻らなかった。以前はあったカッカするところがなく、最近は妙におとなしかった」と引退の理由を説明した。今後は北海道新冠町の優駿スタリオンステーションで種牡馬となり、種付け料は50万円を予定している。師は「持ち前の柔らかくて伸びのある産駒が出てくれることを期待しています」と話した。

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