「スミヨン&キセキ」のコンビで“雪辱の凱旋門賞”となるか
2019年9月6日 05:30 【競馬人生劇場・平松さとし】4日に角居勝彦調教師と話した際に、凱旋門賞に挑戦するキセキの鞍上がクリストフ・スミヨン騎手になると聞いた。
スミヨン騎手は2003年にC・アスムッセン騎手以来となる年間200勝を突破。新記録となる207勝まで勝ち鞍を伸ばし初の全仏リーディングジョッキーの座に輝いた。
翌04年、I・メンディザバル騎手がその記録を更新する220勝を挙げると、さらに翌05年、スミヨン騎手は226勝。また、16年にP・ブドー騎手がフランス競馬史上初の300勝を達成すると、翌17年、スミヨン騎手は306勝を達成しまたも記録を更新。「僕は負けず嫌い」と語ったものだ。
そんなスミヨン騎手がこの世界に入ったのは父の影響が大きかった。父は障害騎手だったため「小さい頃からポニーに乗っていた」ので馬乗りが達者だったのだ。
それでも中学を出て進路を決める際には「騎手にするかシェフにするか迷った」と言う。最終的に騎手を選択したのはこれもまた父の影響だった。
スミヨン少年の目の前で、父が落馬をして大ケガに見舞われたことがあった。動かないまま救急車で運ばれた父を見た時は「ショックだった」と語る。
しかし、父がカムバックを果たすと大レースに優勝。そのシーンを見て、スミヨン騎手は「父を誇りに思った」と言い「自分も父のようになりたい」と感じたのだそうだ。
スミヨン騎手は2003年にダラカニ、08年にはザルカヴァで凱旋門賞を2勝している。オルフェーヴルとのコンビでは12、13年と2年連続で2着。彼自身、悔しい思いをしたであろう日本馬とのコンビで雪辱を果たし、3度目の凱旋門賞制覇がなるか。キセキとのコンビに期待したい。(フリーライター)
