【浦和・JBCスプリント】Dr.コパ氏“逃げ”宣言!当日の運気は「菜七子もキッキングも最高」

2019年10月31日 05:30

藤田菜七子との写真を手に笑顔を見せる小林祥晃氏(撮影・西尾 大助)

 通算100勝にあと「4」としている藤田菜七子(22)が、JRA重賞と交流G1のダブル初制覇に挑む。同騎手は30日、「京王杯2歳S」(11月2日、東京)でコンビを組むグレイトホーン(牡=根本)の最終追いに騎乗。また、「JBCスプリント」(同4日、浦和)で騎乗するコパノキッキング(セン4=村山)のオーナーであるDr.コパこと小林祥晃氏(72)がスポニチ本紙の単独インタビューに応じ、今回も“逃げ”を宣言。風水の第一人者としてレース当日は人馬ともに「最高の運気」とした。

 ――東京盃を振り返って。

 「やっとだ!って気持ち、本当にホッとした。“菜七子に重賞を勝たせる”というのが僕のわがままであり、一競馬ファンとしての夢だったから。あの日の夜は私の(東京・銀座の)クラブで祝勝会をしたんだけど、菜七子もそれはそれはうれしそうだった。カラオケは歌っていなかったけどね(笑い)」

 ――鮮やかな逃げ切り勝ち。

 「元々が逃げて勝ったこともある馬だし、負けてしまったけどクラスターC(8月12日、盛岡)で最後の直線で前に立つ競馬をした。あれで馬が思い出したと思う」

 ――今回の作戦は?

 「ミスターメロディ、ノブワイルド、ファンタジストと速い馬がそろった。菜七子に任せるが、(小回りの)浦和競馬場なら枠に関係なく逃げた方がいいとは思う」

 ――中でも人気ロックバンド「TUBE」の前田亘輝が馬主のノブワイルドは強敵。

 「東京盃を勝った後に、前田君からお祝いの電話をもらって、その時に“(JBCスプリントに)来ないでよ~”と言っていたね(笑い)。彼とは大の仲良しで、私のクラブに遊びに来てくれて歌ってくれたりもするんですよ。浦和1400メートルはノブワイルドの庭(重賞2勝を含む6勝)だけど、並んだ時にひるんではダメ。菜七子も分かっていると思う。どっちかが逃げて、どっちかが番手。最初のコーナーでの順位がそのまま結果になる可能性もあるね」

 ――コパノキッキングにとっては浦和は初参戦。

 「正直、合わないと思う。これが大井なら負けるつもりはないんだけど、ここはどうしても走り慣れた馬が有利だから。最初は走らせるつもりはなかった。ただ、東京盃を追い込みではなく逃げ切って勝ったことで参戦を決めた。ああいう競馬ができれば浦和でも戦える」

 ――JBCスプリント後は昨年勝ったカペラS(12月8日、中山G3)が目標か。

 「そこで初めて菜七子とJRA重賞のお立ち台に立てれば最高だよね。来年はドバイ遠征も夢の一つだけど、村山明厩舎のスタッフたちとも話し合って決めることになる。ジョッキーを誰にするかはローテーション次第」

 ――ところで、JBCスプリント当日の運気は。

 「それが菜七子もキッキングも最高!!東京盃と同じか、それ以上。最高のタイミングでレースを迎えられる」

 ◆Dr.コパ(どくたー・こぱ、本名小林祥晃=こばやし・さちあき)1947年(昭22)5月5日生まれ、東京都世田谷区出身の72歳。日本大学理工学部建築学科卒。1級建築士、神職、愛知工業大学客員教授。Dr.コパとして風水・家相を用いた開運術の第一人者。01年に馬主資格を取得。「コパノ」「ラブミー」などの冠名の競走馬を所有し、代表馬に14、15年のフェブラリーSを連覇するなど史上最多となるJRA&地方交流G1・11勝を挙げたコパノリッキー。今年7月1日に東京・銀座に「ラウンジ・クラブ新三宅」をオープン。

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