【浜田・東京本社ワンモアトライ】16日京都11R 金のブーケが淀に舞う

2020年2月16日 08:00

 カレンブーケドールとクロノジェネシス。伝統の京都記念は同世代の牝馬2頭の一騎打ちムードだ。単勝オッズもほぼ互角。対戦成績では2勝1敗でクロノがリード。ただ、2頭がワンツーを決めた秋華賞のパトロール映像を改めて見直すと2馬身の着差ほど力差がないことが分かる。

 好位追走のクロノの直後を、マークする形で運んだブーケドール。直線入り口、ブーケドールが追い出すタイミングで、先に仕掛けたクロノが外からかぶせる形に。2頭はかなり激しく馬体をぶつけ合っている。こうなると先に加速して、しかも外にいるクロノが有利。プロ同士のギリギリの攻防だが、もし位置取りが逆だったら…。結果は違っていたかもしれない。

 4度目の再戦。ブーケドールは2400メートルのオークスでクロノに先着し、ジャパンCでも牡馬相手に2着。一方のクロノは今回と同舞台の前走エリザベス女王杯で5着に甘んじた。距離適性ならブーケドールが有利か。しかも今回はブーケドールが1キロ軽い53キロ。逆転可能とみた。ちなみに馬名は「花束の人形」と思い込んでいたが、実はフランス語で「黄金の花束」。こちらは「札束」を夢見て勝負する。(1)から。

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