【オーシャンS】タワー迫力満点2馬身先着 ルメール「一段とパワーが増している」
2020年3月5日 05:30 「第15回オーシャンS」(7日、中山)の追い切りが行われ、昨年のスプリンターズS優勝タワーオブロンドン(牡5=藤沢和)が迫力満点のフットワークを披露。5歳始動戦に臨戦態勢を整えた。
主戦・ルメールさえ抑え切れないすさまじいパワー。Wコースに姿を見せたタワーオブロンドンは3馬身先行するレッドゲルニカ(7歳オープン)を3角手前で抜き去った。直線はラスト1F14秒0で2馬身先着。「恐ろしく掛かるね。休み明けでフレッシュな分、いつになく走りたがっていた。少し重たい感じがするし、一度実戦を経験すれば次はもっと良くなる」とルメールは注文を付けたが、表情は明るい。「一段とパワーが増しているんだ。背が高くなってボディービルダーのようにムキムキになった。馬体が分厚く見えるのは脂肪分じゃない。全て筋肉だよ」
見届けた藤沢和師は「冬場でも十分に調教を積んでいる。今年は英国にも行きたいが、先を見たらつまずくから、まずはこの2戦(オーシャンS、高松宮記念)に集中したい」と語っていた。