【アネモネS】インターミッション快勝で桜花賞優先出走権 石川「ディープ産駒らしい競馬ができた」

2020年3月15日 16:39

<中山11R アネモネS>インターミッションに乗りアネモネSを制した石川裕紀人 (撮影・西川祐介)

 中山メインの桜花賞TR「アネモネS」(芝1600メートル)は5番手から伸びた6番人気インターミッションが、フィオリキアリの追撃を頭差退けて快勝。この上位2頭が桜花賞の優先出走権を獲得した。

 400キロジャストの小柄な馬体が雨上がりの晴天の中山で躍った。飛ばすインザムービーに惑わされず、5番手インをキープ。直線はスムーズに馬群をさばいて粘り強く伸びた。石川は「小柄な馬ですけど、厩舎の方がうまく仕上げてくれた。スタートが速いのでこれまでは2~3番手に行ったけど、きょうは先生(手塚師)からは中団からの指示。ディープインパクト産駒らしい競馬ができた」と笑顔で振り返った。

 これで、手塚厩舎はチューリップ賞を制したマルターズディオサと強力2頭出し。今週末にも早めに栗東に移動して備える。手塚師は「馬場が回復したのが良かった。きのう(不良)だったら厳しかった。(この日10キロ減で)体は正直ギリギリなので、うまく調整したい。うちにも強いのが1頭いるけど、チャンスをもらったので精いっぱい頑張ります」と目を輝かせた。

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