【皐月賞】サリオス 貫禄2着“一騎打ち”半馬身差屈した「結果的に馬場の悪いところを」

2020年4月20日 05:30

<皐月賞>2着でレースを終えたサリオス(手前)(撮影・郡司 修)

 さすがG1馬、負けて強しの走りだ。これまでの3連勝と同じく好位で運んだサリオス。前日の大雨で荒れたインを536キロの雄大な馬体で果敢に突き進む。直線は初めて相まみえたコントレイルとの一騎打ち。しぶとく、しぶとく馬体を併せ続けたが、最後はディープインパクト産駒の切れに半馬身だけ屈した。騎乗したレーンは「よく走ってくれた。どこかで外に出そうと思ったけど、あまり速く外に出すとロスが出る。結果的に馬場の悪いところを走らされる形になって、勝ち馬には最後の勢いで負けてしまった」と敗因を口にした。

 この後ダービーに行くかは不透明だが、コントレイルとのライバル関係はこれからもずっと続く。「両方とも強い馬だと思います」とはレーン。無観客競馬にはあまりにもったいない、歴史的好勝負だった。

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2020年4月20日のニュース