【安田記念】ノーテック思い出舞台で復活ののろし!
2020年6月3日 05:30 【G1ドキュメント・栗東=2日】先週のダービーは無傷の5連勝でコントレイルが圧勝。上半期のベストレースと言えるほど感動した(まだ上半期は終わっていないが…)。今週の安田記念もおそらくダービーに負けないほどのアツいレースが繰り広げられることだろう。
JRA史上最多のG1・8勝を狙うアーモンドアイ。加えて、グランアレグリア、ダノンキングリー、ノームコアと下馬評では関東優勢の構図だ。対する関西勢は昨年の覇者インディチャンプ、19年NHKマイルCを勝ったアドマイヤマーズが逆転を狙う。それでも新谷が注目したのは、東京マイルでG12勝目を狙うケイアイノーテック。全休明けの火曜日(2日)は朝イチで坂路へ。前半から軽快なフットワーク。ラストも余力十分に3F43秒8~14秒7をマーク。動きを見届けた平田師に取材を開始。
「余裕。あれぐらいは動くよ」と振り返り「(中間は)動きに活気がある。前走後は本当に具合がいい」
前走・京王杯SC(6着)は先行有利の展開に加えて、直線は何度も進路を立て直すロス。それでも上がり3F32秒5の末脚でコンマ5秒差まで詰め寄った。
「周りを気にするので、チークピーシーズを着けた。その効果でハミを取ってしっかり走っていた。1400メートルは忙しかったので、距離延長はいい」と話した後、「アーモンドアイは強いけどね…」と泣きのひと言が入った。ただ、新谷はトレーナーの口調から“一発逆転”を狙う意気込みを読み取った。一昨年のNHKマイルCを勝利した舞台で復活ののろしを上げる。