【船橋ケイバ列伝「習志野きらっとスプリント」編】超スプリント競走の日本一を懸けた戦い

2020年7月22日 07:00

2013年、習志野きらっとスプリント3連覇を決めた名牝ラブミーチャン

 「習志野きらっとスプリント」は11年創設の重賞。同年スタートした「地方競馬スーパースプリントシリーズ」のファイナルとして位置付けられた。距離1000メートル以下の競走だけで構成されるシリーズ企画で、まずは全国各地でトライアルが実施される。ワンターン(コーナー通過は3、4角のみ)による超スプリント競走の日本一を懸けて船橋に集結するのだ。発足時の格付け(南関東グレード)はS3だったが、18年にS2昇格。今年からS1として実施される。

 歴代優勝馬はいずれも“電撃の快速馬”。第1回からはラブミーチャン(笠松・柳江厩舎)が3連覇を飾った。09年G1全日本2歳優駿などダートグレードでも5勝を挙げた女傑だ。13年の習志野きらっとスプリント制覇は船橋のトップジョッキー森泰斗と初コンビだった。14年には地元の名スプリンター、ナイキマドリード(川島正厩舎)が8歳で貫禄勝ち。また18年はアピア(大井・藤田厩舎)、昨年はノブワイルド(浦和・小久保厩舎)と2年連続で7歳のベテラン馬が王座に君臨している。

 このレースの優勝馬が南関東所属馬の場合はS3アフター5スター賞(大井)、G2東京盃(大井)、G3テレ玉杯オーバルスプリント(浦和)への優先出走権利が与えられる。

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