【小倉2歳S】セレッソフレイム偉大な先輩を夢見て サッと追い切り1F12秒6

2020年9月4日 05:30

Dコースで追い切るセレッソフレイム 

 【東西ドキュメント・栗東=3日】02年9月1日に競馬担当になった柏原はあの日の出来事を鮮明に覚えている。ちょうど日曜で小倉2歳S当日。好位で立ち回ったブルーコンコルドが直線、抜け出したがゴール前で外からメイプルロードが強襲!鼻差で明暗が分かれた。惜しくも敗れたブルーコンコルドはその後、ダートGI・7勝。服部厩舎の歴史に名を刻む名馬へと出世した。

 その服部厩舎がセレッソフレイムで小倉2歳Sに参戦。メンバー中、唯一の木曜追いでポリトラックへ。5F68秒0~1F12秒6でサッと。荒木助手は「前走(フェニックス賞2着)が土曜競馬だったので同じパターンで競馬の3日前に追い切りました。時計は予定通り。動きも問題ありません」と笑顔。振り返れば新馬勝ちが重馬場の芝だから九州に接近する台風10号の影響で道悪になってもOKだ。担当馬の性格は「何ごとに対しても真面目。調教で頑張っても馬房に入るとスイッチがオフになるし、切り替えが上手なんです」と表現する。厩舎の偉大な先輩の背中を追いかけ、ひたむきにゴールを目指す。

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