【秋華賞】敵は“身内”!?ミスニューヨーク夢の配当へ まずは抽選突破だ
2020年10月14日 05:30 【G1ドキュメント・栗東=13日】オサムはすでに自分の“仕事”に没頭している。デアリングタクトは別格。そこで2着に食い込んで高配当を運んでくる馬を探し始めた。逆転なら望外の配当が待っている。大きな夢はないか。
灯台下暗し!最大の惑星はデアリングタクトと同じ杉山晴厩舎にいた。オークス週にも取り上げたミスニューヨークを再び激推しだ。
悲しいかな、今回も抽選ライン上にいる。オークスではあえなく除外。出走切符を目指し、紫苑Sに挑んだが5着。歯ぎしりするのは、この馬を誰より愛する植山助手だ。「取りあえず(抽選に)入ってくれんことには…」と前置きしながら手応えを語る。「前走(紫苑S)は前が詰まったが強い相手にそこそこ差のない競馬。今回はとんでもない強い馬がいるけど展開ひとつでは面白い。競馬センスがいい馬で折り合いの心配がない。直線平たんの京都も合うと思う」
紫苑Sは7番手付近の微妙な位置取りで動くに動けず。理想を言えば、もう一列前だったか。スムーズなら好勝負に持ち込めていた。自在性、操縦性の良さが最大の武器だ。
今回は主戦の加藤が騎乗停止。ここ一番で無類の強さを発揮する長岡の起用が決まっている。2月のフェブラリーS。同じ杉山晴厩舎のケイティブレイブに騎乗して16番人気2着。今夏は10番人気アールスターで小倉記念制覇。穴党の期待に応えてくれる男だ。
現在、賞金1500万円ラインでの抽選は6分の4。陣営はやきもきしているが、それだけ期待の大きい証拠。抽選突破なら厩舎ワンツーか。いや、“敵は身内にあり”の大逆転まであるかもしれない。