【東スポ杯2歳S】非凡ダノンザキッド 歩むぞコントレイルの道

2020年11月18日 05:30

<東京スポーツ杯2歳S>調教から引き揚げるダノンザキッド(撮影・亀井 直樹)

 東京月曜メインは「第25回東京スポーツ杯2歳S」。ダノンザキッド(牡=安田隆)を語る関係者の言葉の端々に揺るぎない自信、壮大な期待が感じられる。6月阪神のデビュー戦が圧巻だった。楽な手応えで進出すると直線、ラスト1Fを流して3馬身差の完勝。しかも引き離した2着馬ワンダフルタウンが続戦の新潟でレコード勝ちを収めたことから評価はハネ上がった。待望の秋初戦を前に安田隆師はあえて慎重なそぶりを見せる。

 「ジャスタウェイの子は(間隔を)詰めて使うと良くないと聞いて成長を促すために放牧に。今回に関してはやってみないと分からない、が本音です。先週乗ったジョッキー(川田)もまだ“トモ(後肢)が緩い”と言っていましたから」

 とはいえ、その1週前追い切りが圧巻だった。CWコースで6F79秒5~1F12秒1という破格の時計を叩き出して驚かせた。豪快な脚さばきは間違いなく一流馬のものだ。

 「まだ途上ですが、その分、成長の余地はあるのかなと。ここで結果が出ればホープフルS(12月26日、中山)に行きたいと思っています」

 昨年レコード勝ちしたコントレイルはそのまま無敗で3冠ロードを突っ走った。今年の主役もハンパじゃないスケール感を有している。 

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