【阪神JF】サトノレイナス ソダシと激闘鼻差2着 ルメールG1年間最多9勝目は次戦にお預け

2020年12月14日 05:30

<阪神JF>直線でソダシ(左手前)と大接戦をみせたサトノレイナス(左奥)(撮影・平嶋 理子)

 ソダシにとって最大のライバルはやはりこのコンビだった。サトノレイナスは勝ち馬の後ろをピタリと追走。直線は先んじる白毛馬の後ろからルメールが追って追って差を詰める。一瞬前に出たようにも見えたが、馬体を並べてゴール。鼻差競り負けていた。鞍上が相棒をねぎらう。

 「勝った馬の後ろでマークできた。直線の坂を上ってからもよく頑張ってくれました。来年はパワーアップしてくれそうですね」

 1歳上の全兄サトノフラッグは同じ国枝厩舎に所属。今年の弥生賞ディープインパクト記念を制して、菊花賞3着に入った。来年に大きな期待が膨らむ血統。国枝師は「賞金を加算することができましたからね」として言葉を継いだ。

 「しまいはグンと伸びてくれたけど、エンジンがかかるのが遅いからね。力は見せてくれました。今後はオーナーと相談をして考えます」

 ルメールにとっては自身が持つJRA・G1年間最多勝の8勝超えがかかる一戦だった。これは次にお預け。その後の12Rを勝ち、今年のJRA勝利を198とした。朝日杯FSはモントライゼに騎乗予定。自身2度目のJRA年間200勝とダブルで記録達成へ、今週のプレーからも目が離せない。

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