【阪神C】インディチャンプ、マイル王の貫禄 音無師も満足ラスト12秒6

2020年12月24日 05:30

坂路でミッキーバディーラ(左)に先着したインディチャンプ

 阪神土曜メイン「第15回阪神C」で不動の主役を務めるインディチャンプ(牡5=音無)は坂路で併走追い。僚馬ミッキーバディーラ(4歳2勝クラス)と併せ、計ったようにこれを1馬身沈める。4F51秒5。軽く仕掛けたラスト1F12秒6の時計が速い。音無師は満足げだ。

 「バカみたいに速い時計じゃない。ラスト1Fだけやった。動きは良かった。今回は2本やれたし」

 先週も4F51秒4~1F12秒2の好時計。“負けない”仕上げが施されている。指揮官は前走のマイルCS(2着)を振り返り、「勝ちに行っても無駄やったな」と笑う。確かにグランアレグリアの引き立て役にされてしまったが、“鬼”がいないここは力差は歴然だ。「千八に使うより千二の方がいい。全然問題ない。元々、千二に使う予定だったからな」。この秋は始動戦にスプリンターズSを予定していたほど。G1・2勝のマイル王が新馬勝ちの阪神で無双を証明する。

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