【東京大賞典】2着カジノフォンテン 抜け出し完璧も張田「あ~悔しい」

2020年12月30日 05:30

レースを制したオメガパフューム(右)。左は2着のカジノフォンテン(撮影・郡司 修)

 「俺の根性が足りなかった。あ~悔しい」。絞り出すように声を上げたのは2着に敗れたカジノフォンテンの張田だ。05年アジュディミツオー以来15年ぶりの地方馬勝利という快挙を逃す大きな首差だった。

 逃げたワークアンドラブを視野に入れながらの2番手追走。4コーナーで抜群の手応えから残り200メートルで抜け出す完璧な競馬。残り100メートルでオメガパフュームに外から並ばれてももうひと伸び。鼻面を併せての叩き合いはゴールまで続いたが最後の最後に力尽きた。

 「枠が外だった分、出して行かなきゃならなかったのが痛かった。それでも調教の成果も出たし、折り合いもピッタリついた。しびれたレースだった」と振り返った張田。「4歳だし、まだ強くなる」。最後は気持ちを切り替えて来年に目を向けていた。

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