【阪急杯】2歳女王復活V!レシステンシア 力強い二枚腰で1分19秒2のレコード記録

2021年3月1日 05:30

<阪急杯>直線で後続を突き放しレコード勝ちしたレシステンシア(左端)(撮影・亀井 直樹)

 阪神メイン「第65回阪急杯」は逃げた1番人気レシステンシアが1分19秒2のコースレコードで19年阪神JF以来の重賞3勝目。高松宮記念(28日、中京)の優先出走権を獲得した。

 爽やかな青空の下で19年2歳女王が圧逃した。スタートを決め、ポンと飛び出したレシステンシア。最初の1Fを過ぎたあたりでスピードの違いでハナを奪うと前半3F33秒9のハイペースに持ち込む。直線は阪神の急坂を力強い二枚腰で駆け上がり、1分19秒2のレコードで2馬身差完勝だ。北村友は「ムキになる感じもなかったので自分のリズムに徹しました。G1馬がいる中で、結果を残せてホッとしています」と満面の笑みで振り返った。

 中間はハードトレーニングに耐え、この日の馬体重は自己最高の508キロ。松下師は「馬体が増えて最後まで攻めました。調教が動いていたので、これで勝てなかったらどうしようかと…。それでも年を重ねたことで成長を感じていました」と19年阪神JF以来の勝利に安堵(あんど)の表情。次走については「状態を見ながらオーナーと相談して考えます」と明言は避けたが、鮮やかな復活を遂げた快足女王はさらなる高みを目指していく。

 ◇レシステンシア 父ダイワメジャー 母マラコスタムブラダ(母の父リザードアイランド)17年3月15日生まれ 牝4歳 栗東・松下厩舎所属 馬主・キャロットファーム 生産者・北海道安平町のノーザンファーム 戦績8戦4勝(重賞3勝目) 総獲得賞金2億4972万1000円。馬名の由来はアルゼンチンの州都の名。

特集

2021年3月1日のニュース