岩田康、藤懸への幅寄せ&暴言で25日から騎乗停止 マイラーズCなど乗り替わり
2021年4月25日 05:30 JRAは24日、岩田康誠(47)を25日から、開催4日間(25日~5月8日)の騎乗停止処分にすると発表した。阪神6Rの馬場入場後、返し馬の際に藤懸騎手に対して馬で幅寄せし、鞍上がラチとの間に挟まれそうになった。その際、粗暴な発言も行ったため。
状況を見ていた複数のジョッキーから裁決に報告があり、本人に確認したところ事実を認めた。この日の阪神2Rで角田大和騎手が4角で外斜行した際、その被害を受けた藤懸の騎乗馬シュンイのあおりを受け、さらに岩田康騎乗のコートゴシップも被害を受けていた。裁決委員によると「(岩田康からは)間にいた藤懸の対応が悪いとの不適切な発言があり、注意した。その事を消化し切れず行為に及んだのではないか」と説明。当初はふに落ちない様子もあったが、最後には「すいませんでした」と反省していたという。
日本中央競馬会競馬施行規程第147条第20号により、「競馬の公正確保について業務上の注意義務を負う者としてふさわしくない非行のあった者」として処分を科した。25日に騎乗予定だった阪神11R・マイラーズCのケイデンスコールを含め、6頭は全て乗り替わりとなった。