【NHKマイルC】G1の“経験”がプラスになるロードマックス
2021年5月5日 05:30 【G1ドキュメント・栗東=4日】1年前、TT戦隊のグリーンだった寺下はNHKマイルCのG1連載を担当した。◎レシステンシアが2着に粘るも、勝ち馬ラウダシオン(9番人気)が痛恨の無印…。朝日杯FS8着の内容から軽視してしまった。振り返れば、2年前に14番人気で2着に激走したケイデンスコールも朝日杯FSで13着に惨敗。G1での敗戦は大舞台を一度経験したという意味でプラスにとらえた方が良さそうだ。
火曜朝、寺下が注目したのがロードマックスだ。朝日杯FS(6着)でG1は経験。今年2戦は15→9着に敗れたが、【1100】の東京に替われば一変もあるんじゃないか。主戦の岩田望を直撃した。
「直線が長くて広いコースは合っています。馬のバランス的にも左回りの方が走りやすい。先週の動きも良かったし、全体的にパワーアップした感じですね」
前走・ファルコンS後は在厩で調整。中間はプール調教も取り入れた。担当の田中大助手は「他の馬より多めに泳がせていますが、タフなんでへこたれないですよ。筋肉の張りが良くなってきました」と感触を口にする。相性のいい東京については「遠征競馬で(競馬場に)1泊するのが合うのかも」と分析した。
昨秋の京王杯2歳S(2着)以来の東京遠征。岩田望は「うまくかみ合えば、いいところがあるかな。面白いと思いますよ」と締めくくった。鞍上は先週、スイートピーSでタガノパッションを勝利にエスコート。今週はG1の大舞台で豪快な差し切りに期待しよう。