【ヴィクトリアM】和田正師“平地に戸惑い”も…燃える挑戦者「全力で向かう」

2021年5月13日 05:30

<ヴィクトリアM>追い切りを終えたテルツェット(撮影・西川 祐介)

 【朝駆けネタ】テルツェットを管理する和田正一郎師(46)は、オジュウチョウサンで障害G17勝。だが、平地G1挑戦はそのオジュウで挑んだ18年有馬記念(9着)以来2度目。実質的には初の挑戦と言っていい。和田正師は「障害ならある程度分かるのですが、平地は経験がないので…。テルツェットがいい馬であるのは間違いないが、手応えを問われても答えに困ります」と正直な心境を口にする。

 オジュウとの比較については「障害と平地、馬のタイプも全く違う」と前置きした上で続けた。「オジュウは調教でも常に“何をするか分からない”という緊張感があるが、この馬は比較的おとなしい。そういう意味では扱いやすい」。障害王者として常に受けて立つ立場だったオジュウと違い、今回はあくまで挑戦者。少しは気が楽?こんな問いを師は「それは違います」ときっぱり否定。「勝っても負けても、この馬の将来が懸かっている。まずはこの一戦に全力で向かうだけ」。期待と信念を持って大舞台に挑む。

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2021年5月13日のニュース