【ヴィクトリアM】デゼル100%仕上げ!友道師自信「動き良かった」

2021年5月13日 05:30

<ヴィクトリアM>坂路単走で追い切るデゼル(撮影・亀井 直樹)

 もう速い時計は必要なかった。阪神牝馬Sで重賞初制覇を果たし、勢いに乗って参戦のデゼル。最終追いは坂路単走で軽め。4F55秒0~1F13秒2の時計は地味だが、友道師は万全の仕上がりをアピールした。

 「1週前にジョッキーが乗ってCWで併せ馬をしているし、今週は息を整える程度です。動きは良かったし、100%に仕上がったと思います」

 1週前が実質的な最終追いだった。川田が騎乗してCWコースへ。僚馬2頭を目標に長めから負荷をかけられ、7F96秒0から6F80秒0、ラスト1Fは強めで11秒8をマーク。あのひと追いで体はきっちりと出来上がった。当週は味付け程度で何ら問題なしだ。

 3歳時は体質が弱く、まともに調教できず。それが4歳を迎えて急成長。まだいくらか幼さを残すが、以前とは攻めの中身、そして体つきが違う。完成形へと着々と近づいていることは間違いない。友道師も「今はこちらの思っている調整ができるし、ようやく体がパンとしてきた。直線の長い東京に替わるのはプラス。G1を獲るチャンスが来たし、ワクワクしています」とレースを心待ちにする。初対決となるグランアレグリアの背中は、ハッキリと視界に捉えている。

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