【オークス】ソダシ8着 デビュー6戦目で初黒星…白毛馬初の偉業挑むも“距離の壁”に泣く

2021年5月23日 15:46

<東京11R オークス(優駿牝馬)>白毛のソダシは8着に敗れる (撮影・西川祐介)

 牝馬クラシック第2弾「第82回オークス」(G1、芝2400メートル)は23日、東京競馬場で行われ、1番人気ソダシ(牝3=須貝)がデビュー6戦目で初黒星。桜花賞に続く無敗での2冠制覇とはならず、史上初の白毛馬によるクラシックレース3冠の夢が敗れた。

 8着と敗れたソダシは父クロフネ、母ブチコ(母の父キングカメハメハ)の血統。通算成績は6戦5勝。クロフネ産駒はJRA平地重賞で40勝を挙げているが、すべて1800メートル以下の距離での勝利。ソダシもデビュー5戦すべて1800メートル以下での勝利のみと不安視されていた“距離の壁”に阻まれ、昨年のデアリングタクトに続く無敗での2冠制覇とはならなかった。

 前走・桜花賞でJRA史上初の白毛馬クラシック制覇を成し遂げ、日本だけでなく世界からも注目を集めたソダシの“無敗伝説”はここでストップ。それでもJRA現役馬の0・1%にも満たない希少な白毛馬。おまけに2度もG1制覇を成し遂げたソダシは、競馬界にとって歴史的な存在であり続けることに変わらず。今度は初黒星の一報が世界中を駆け巡ることになりそうだ。

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