2歳戦開幕と同時に評価急上昇 馬産地で“バズる”シルバーステート産駒

2021年6月13日 18:07

17年の垂水Sを制したシルバーステート

 先週から2歳戦がスタートした。新種牡馬の産駒も着々と勝ち上がっているが、中でも馬産地での評価が急上昇しているのがシルバーステートだ。
 
 13日の中京新馬戦(芝1200メートル)をメリトクラシーが制して産駒初勝利。これが7頭目のデビューだったが、敗れた産駒も“いい走り”を見せていた。12日の札幌新馬戦(芝1000メートル)でリトスが2着、同日の東京新馬戦(芝1400メートル)でベルウッドブラボーが3着に入るなど、7頭のうち、5頭が掲示板を確保。初年度の種付料が80万円(受胎条件)の種牡馬としては、抜群のスタートと言える。

 現役時代の全5戦の手綱をとり、メリトクラシーともコンビを組んだ福永は、「たくさんいい馬に乗せてもらってきたけど、シルバーステートがダントツ。(産駒の)サークル内での評価も高い」とコメント。現役時代は故障で不完全燃焼に終わったパートナーの、“第二の馬生”での成功を約束する。

 7月のセレクトセールには1歳馬が3頭、上場を予定しているが、争奪戦になることは間違いなさそうだ。
 

特集

2021年6月13日のニュース