“岡田総帥の秘蔵っ子”トラスト引退 屈腱炎と戦いながら平地と障害の二刀流で活躍

2021年6月24日 17:38

トラストと中村均元調教師

 16年の札幌2歳Sを制し、障害でも活躍したトラスト(牡7=長谷川、父スクリーンヒーロー)が24日付で競走馬登録を抹消した。

 トラストは“ビッグレッドグループの総帥”岡田繁幸氏がデビュー前に「ダービーを獲れる」と惚れ込んだ逸材だ。16年5月に川崎でデビューすると、圧勝続きの2連勝。JRAに遠征してクローバー賞で2着、続く札幌2歳Sで重賞初制覇を決めた。その後は中央の中村厩舎に移籍。平地では勝てなかったが、18年10月に障害に転向すると3連勝。持病の屈腱炎が影響し、コンスタントに使えなかったが、重賞でも2着2回、3着1回と活躍した。5月の京都ハイジャンプ(2着)がラストランとなった。

 今後は東京都世田谷区の馬事公苑で乗馬となる。通算成績26戦7勝。総獲得賞金1億6634万3000円。

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