【九州スポーツ杯】ミスターX 舞台巧者の川田が導く内枠巧者のアルコレーヌ

2021年7月3日 05:30

 先週に続いて、今週も天気が読みづらい。全国的には雨の予報だが、競馬場のある福島、小倉、函館に限れば、降るのか降らないのかハッキリしない。全場が開幕週でもあり、芝のレースで勝負するのは避けた方がいいかも…。

 メイン3鞍の中で最も食指が動いたのは、九州スポーツ杯(小倉11R)だ。3勝クラスのダート1700メートル、フルゲートと聞けば波乱必至のイメージだが、軸はアルコレーヌでいい。昇級後の3戦は12着→3着→4着。ただ、馬格の割にはフットワークが硬めで、外々を回った時のスタミナ消費が激しいタイプ。それだけに前走と3走前はいずれも8枠が痛かった。参考外でいい。

 過去3勝時の馬番は(8)番、(6)番、(3)番だから、典型的な内枠巧者。前々走でも(4)番枠からロスなく立ち回って、0秒4差の3着に食い下がっている。今回は絶好の内寄り(5)番枠。休み明けだが動きも良く、小倉ダート1700メートルを得意とする川田の手綱で、待望の4勝目に手が届くとみた。
 
 相手本線はゴールドパラディンだが、内から逃げるクリノフラッシュ、今回と同舞台の3走前が好内容のサンライズナイトも厚く買いたい。馬券は馬単&馬連で(5)から(2)(3)(15)の3点。3連複はフォーメーションで(5)―(2)(3)(15)―(1)(2)(3)(7)(10)(12)(15)。


 3歳以上1勝クラス(小倉12R)はサトノソレイユで好配当を狙う。昇級後の7戦はすべて馬券圏外だが、小倉芝1200メートルは2年前の夏に未勝利を圧勝したベスト舞台。現級ではこのコースを一度しか走っておらず、しかも当時は道悪だったので、見限るのは早計だ。ダートとはいえ、前走はハイペースの好位から踏ん張って、2着から0秒1差の5着。展開を考慮すればよく走っているので、衰えたとは思えない。最終追いは坂路でラスト1F11秒7だから、出来も良さそう。良馬場が希望にはなるが、一変を期待したい。
 
 馬券は馬連&3連複流し。(7)から(5)(9)(10)(11)(12)(14)へ。

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2021年7月3日のニュース