来年2月定年の堀井師 今週も有力馬続々出走
2021年7月28日 05:30 【東西ドキュメント・美浦=28日】「あと200日」。堀井師の最近の口癖だ。来年2月末、定年を迎える。73年に騎手となり、95年からは調教師。ホースマン人生を「あっという間だったかな」と振り返る。
残り7カ月だが厩舎には期待馬があふれる。今年はすでに昨年の年間10勝を上回る12勝をマーク。今週も有力馬が多い。新潟土曜10Rのチアチアクラシカ。「敵は雨」と天候を気にかけるが週末は晴れ予報だ。「状態はいい。末脚が爆発するんじゃないか」。函館日曜12Rはヴィーダ。近2走、函館で2、2着。「函館は合うみたい。前走は相手が強かった。自分の競馬に持ち込んで流れに乗りたい」。三度目の正直で白星を頂く。
連日の金ラッシュに沸く東京五輪。堀井師が注目するのは競泳だ。学生時代、水泳競技で京都府大会に出た経験がある。武本は師から、そんな昔話を聞く時間が楽しくて仕方なかった。堀井厩舎の文字通りのラストスパートをしっかり見届けたい。今週の同厩舎の金ラッシュに注目だ。