【川崎】28日高津オープン、29日スパーキングサマーチャレンジの有力馬を紹介

2021年7月28日 12:00

組み合わせ緩和で反撃有望なポッドギル

 第5回川崎競馬スパーキングナイターは28日から31日まで4日間開催で行われる。28日のメインは3歳以上オープンの特別競走「高津オープン」(900メートル、別定重量戦)だ。

 6月の新設SⅢ川崎スパーキングスプリントで2番人気3着だったポッドギル(牝5=大井・鈴木啓)が参戦。6頭立てで今回のメンバーならV最有力候補となる。3歳SⅡユングフラウ賞(浦和)勝ちの実績。川崎900メートルへの初遠征は20年1月で、当舞台は通算【3 1 2 0】と抜群の安定感を誇る。昨年はオープン特別で行われた川崎スパーキングスプリントを快勝。今年も4月のA2下特別を制し貫禄を示した。前走のSⅠ習志野きらっとスプリント(船橋)は勝ったコパノフィーリングから1秒3差の6着に終わったが、大幅に組み合わせが緩和したここは巻き返しが濃厚だ。

 カレイドスコープ(牝6=川崎・佐々木仁)は川崎スパーキングスプリントで掲示板確保の5着。南関での勝ち鞍は昨年秋の大井B2特別(1200メートル)のみだが、場を問わず長期にわたって堅実な走りを披露している。今年は6戦を消化し、うち4戦が地元の900メートル。引き続き重量53キロで今回もしまい確実に脚を伸ばしてきそうだ。また、最内枠を引いたプリモジョーカー(牝4=川崎・内田)は負担重量が47キロだ。B1格付けで別定53キロから牝馬の2キロ減と女性ルーキー神尾騎乗の4キロ減。昨年夏には当距離で52キロを背負いB1下特選快勝歴がある。〝驚異の軽量〟を利してオープン勝ちなるか。

 29日にはA2以下の準重賞「スパーキングサマーチャレンジ」(1600メートル)がゲートイン。優勝馬には8月31日のマイル重賞「スパーキングサマーカップ」(SⅢ)への優先出走権が与えられる。

 充実ぶりが光る地元馬ファルコンビーク(牡4=川崎・内田)が登場。4月に大井からの転厩初戦で中央交流準重賞(中央2勝クラス、地方A2・B1)を逃げ切ると、続くSⅢ川崎マイラーズで強豪モジアナフレイバーの0秒5差3着と奮闘した。V奪還の好機だ。今年JRAから移籍したマイネルナイペス(牡5=川崎・河津)は近3走で2、3、2着と好調だ。川崎コース【3 1 1 5】と好相性のアギト(牡5=浦和・小久保)はクラス実績も十分。近2走8、4着からの前進が有望。

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