【北九州記念】九州の星・ヨカヨカの初重賞獲り
2021年8月19日 05:30 【東西ドキュメント・栗東=18日】デビュー3連勝以来「九州産の星」の呼称がついてまわるヨカヨカ。1年を経て故郷に錦を飾る重賞参戦が続く。1番人気に支持された前走のCBC賞は結果5着とはいえ古馬に通用する力量は証明。同じハンデ51キロで挑む北九州記念はさらに夢が膨らむところだ。
追い切りは坂路単走で4F51秒6~1F12秒2を軽々とマーク。いつものことながら抜群の動きだ。調教を見届けたスタンドの3階から1階へサッと下りればなんのことはないが、痛風に悩まされる菱田は他の記者よりも遅れて、調教にまたがった幸に駆け寄った。恐縮しながら「取材は2回目?」と聞くと案の定。しかし、薩摩隼人の対応は別格で、「いいですよ」と同じことを2度、しゃべらされることにも嫌な顔をしない。「しまい余裕残しで好タイム。いい動きですよね。ゲートに少し不安はあるけど、体に芯が入ってきた感じ」と調教の好感触とレースでの課題も口にした。菱田は九州で生まれ育ったこの人馬を応援したい心境になっている。