【札幌記念】ラヴズオンリーユー軽快 状態に自信、格の違いを見せつける
2021年8月19日 05:30 後輩牝馬に格の違いを見せつける。国内外のG1を2勝したラヴズオンリーユーは函館競馬場の角馬場で体をほぐしてからWコースに登場。土砂降りの中でもフォームは乱れることなく、5F73秒0~1F12秒9で軽快に駆け抜けた。
騎乗した岡助手は「先週しっかりやっているし(札幌への)輸送もあるので、しまいを伸ばす程度で十分。馬の気分のままに走らせましたが手応えも良く、しまいの走りも良かったです」と出来に太鼓判を押す。
海外にも積極的に挑戦する矢作厩舎。今年はドバイ(シーマクラシック3着)→香港(クイーンエリザベス2世C1着)と異国の地で結果を出した。岡助手は「兄のリアルスティールも海外でG1(16年ドバイターフ)を勝ったし精神面が強いのかな。海外の方が調整もしやすかったぐらい。体質も少しずつ強くなってきた」と成長を感じ取る。
3歳時にはオークスを勝ち、牝馬3冠はグランアレグリア&クロノジェネシスと分け合った。最強世代の5歳牝馬はここから米G1のブリーダーズC競走(11月6日、デルマー)を目指す。「海外に行く前のレースですけど、仕上がり的にも負けられない気持ち」と意気込む。真夏の大一番を制して再び世界に旅立つ。