【小倉2歳S】インプロバイザー充電完了 2カ月在厩調整、脚元ケア万全
2021年9月1日 05:30 良血インプロバイザーは小倉芝6Fの前走で初勝利を飾った。母リトルゲルダは14年北九州記念、同年セントウルSを制すなどスプリント路線で活躍した快足馬。担当する浜田助手は「まだ顔も精神面も子供だけど、レースに関しては優等生だね。オンとオフの切り替えがキッチリしている」と評価する。
デビュー前から素質の高さには定評があったが、脚元の弱さが唯一の課題だった。「新馬戦(2着)、前走は中間にソエが出たりで満足できる調整ができなかった。それで結果を出すのだから、大したものだよ」と振り返る。前走後は厩舎に在厩して脚元をケア。プール調整を取り入れたことにより、ソエの症状が治まった。1週前追いは坂路でデルマセイシ(3歳2勝クラス)と併せて1馬身先着。4F53秒3~1F11秒9を馬なりで刻んだ。「ようやく体が締まってきた。今で馬体重は450キロ台。完璧な仕上げで臨める」。ここ2走とは調整過程がまるで違う。前走から2カ月の期間を経て、成長した姿を見せつける。