【新馬戦総括】5億円馬ドーブネ スケール大きく豪快差し切り勝ち
2021年9月7日 05:30 今春の千葉サラブレッドセールで5億1711万円(税込み)で落札されたドーブネが価格にふさわしい素質を見せた。鞍上・武豊が前向きな気性を考慮してゆっくりと発馬させると、気負わずに後方追走。3角から徐々に進出し、大外を豪快に差し切った。「イレ込みもマシで、調教より我慢が利いていた。まだまだ粗削りだが素質はある」と武豊が振り返るスケールの大きな勝ちっぷり。スマホゲーム「ウマ娘 プリティーダービー」で知られるサイバーエージェントの藤田晋社長は馬主としてJRA初勝利を飾った。
ドーブネと同じディープインパクト産駒のキャンデセントも一級の素質を示した。雨の残る馬場をものともせず後方追走からメンバー最速の上がり3F35秒2で突き抜けた。トーセンシュシュは馬群を割って牡馬を一蹴。重賞戦線でも通用する牝馬だ。