【セントウルS】「4歳」「安田記念組」でラウダシオン本命に
2021年9月7日 05:30 激走馬をあぶり出す「up to データ」。セントウルSは17年以降、ファインニードル(連覇)、タワーオブロンドン、ダノンスマッシュと優勝馬が全てのちにG1を制覇している一流の登竜門。過去10年(11~19年が阪神、20年は中京開催)をチェックし、勝ち馬を探っていく。
【ローテ】中心はトップの4勝をマークする【4・2・4・46】の北九州記念組だが、出走数が多く勝率は7・1%にとどまっている。安田記念組は出走数こそ少ないが【1・1・1・2】。昨年優勝したダノンスマッシュも安田記念8着敗戦から巻き返しを決めた。同じG1でもヴィクトリアM組は3頭が出走して全て4着以下。
【年齢】最も成績がいいのは【4・2・1・17】の4歳勢。1分6秒7の強烈レコードで勝利した19年タワーオブロンドンも当時4歳だった。次点で3歳【2・2・1・15】、5歳【4・4・3・27】が続く。息が長い馬も多いスプリント戦線にしては6歳以上の勝利はなし。連対もわずか2回にとどまっている。今年も5頭いるが、割り引かざるを得ない。
【脚質】開幕週で絶好の芝状態。4角1番手の馬が【3・1・0・6】と圧倒的だ。15年には10番人気アクティブミノルも逃げ粘っており、ハナを奪えば伏兵にもチャンスあり。
【結論】本命は4歳馬で昨年のNHKマイルC覇者ラウダシオン。着順こそ振るわなかったが、安田記念(14着)からの臨戦が好材料だ。同舞台シルクロードSで3着あり。2走前にG2京王杯SC1着と能力的にも上位。一発穴ならハナ切れた時のシャンデリアムーンでどうか。(データ班)