【セントライト記念】アサマノイタズラ猛時計、自己新の6F82秒8 田辺好感

2021年9月16日 05:30

<セントライト記念>Wコースでセダブリランテス(右)と併せて追い切るアサマノイタズラ(撮影・郡司 修)

 重賞初制覇を狙うアサマノイタズラがWコースで6F82秒8の猛時計をマークした。今回、嶋田に替わって初コンビを組む田辺を背にセダブリランテス(7歳オープン)の5馬身後方を追走。鞍上の手綱が激しく動くと黒鹿毛の馬体が躍動した。2馬身まで差を詰めてのゴール。6Fはもちろん、上がりタイム(ラスト3F36秒6~1F11秒6)も自己ベストだ。

 「レース間隔が空いているのでビシッと追い切った。最近では一番の出来。調教駆けする古馬相手によく動いている。この2戦と違ってカリカリしていないのもいい」と手塚師は満足そうに語った。田辺も「併せ馬の相手には追いつかなかったが特に癖もなかった」と好感触をつかんだ。

 皐月賞16着に続きラジオNIKKEI賞12着。大敗から巻き返しは可能なのか。「この2戦は調子が落ちていたし、距離も少し忙しかった。相手はそろったが2200メートルはいい条件だから」と同師は望みを捨てていない。

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