【ローズS】アンドヴァラナウト 重賞初挑戦でV 堂々秋華賞へ

2021年9月20日 05:30

<中京11R・ローズS>直線で力強い走りを見せ優勝したアンドヴァラナウト(撮影・椎名 航)

 秋華賞トライアル「第39回ローズS」が19日、中京競馬場で行われ、4番人気アンドヴァラナウト(牝3=池添学)が差し切り、重賞初挑戦でV。2着エイシンヒテン、3着アールドヴィーヴルとともに秋華賞(10月17日、阪神)の優先出走権を獲得した。

 既成勢力に強烈な挑戦状を叩きつけた。6番手で流れに乗ったアンドヴァラナウト。直線、福永に外へと誘導されるとエンジンが瞬時に点火した。残り150メートルで先頭に立って完勝。上がり最速33秒8の決め手。デビュー6戦、全ての手綱を取ってきた福永が語った。「直線で鋭く反応してくれた。デビューした頃は気持ちだけで走っていたが心身のバランスが良くなってきた。継続騎乗で伝えてきたことが実を結んだ。これからの馬だがG1でも勝負できるだけの能力を秘めている」

 12日の京成杯AH(カテドラル)から2週連続重賞Vの池添学師は鞍上を絶賛だ。「完璧。馬に教え込みながらレースしてくれる。まだ体が追いついていないので、もっと良くなる」。福永は11日の紫苑SをファインルージュでV。本番に向け、体が2つ欲しいところ。打倒ソダシ、ユーバーレーベンへ。また1頭、魅力のある馬が登場した。

 アンドヴァラナウト 父キングカメハメハ、母グルヴェイグ(母の父ディープインパクト)18年2月21日生まれ 牝3歳 栗東・池添学厩舎所属 馬主・㈲サンデーレーシング 生産者・北海道安平町のノーザンファーム 戦績6戦3勝(重賞初勝利)総獲得賞金7717万3000円 馬名の由来は北欧のニーベルンゲン伝説に登場する指輪

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