【スプリンターズS】安田隆師 ダノンスマッシュは父カナロアに「肩を並べられる」
2021年9月30日 05:30 【安田隆師に聞く】
――坂路の最終追い切りは単走で4F54秒0~1F12秒2。
「1週前にある程度の負荷。ジョッキーに乗ってもらって時計も出して(坂路4F50秒0~1F12秒2)もらっています。内容も動きも良かった。今朝はできるだけそっと。54秒0の時計で落ち着いて上がってきた」
――今回は春の香港遠征(チェアマンズスプリントプライズ6着)以来。
「前走は高松宮記念から中3週。間隔的にこの馬の能力が出せなかったように思います。前走香港に使ってからは、秋はここ一本のローテ。早めに戻してじっくり乗り込み、すこぶる順調にきました」
――春は高松宮記念でG1制覇。6歳になって、さらに力を付けてきた印象がある。
「高松宮記念は道悪で外枠だったが、幸い馬場のいいところを走れた。切れ味は凄かったと思います。以前は背中に疲れがたまるタイプ。今は追い切っても馬がシャンとしている。6歳の秋を迎えて完成されてきた印象を受けます」
――勝てば父ロードカナロアと合わせ“父子春秋スプリントG1制覇”になる。
「最近は馬のそぶりなど(カナロアに)似てきたように感じます。もう少しで肩を並べられるところまで来ている。カナロアもスプリンターズは2回強い勝ち方をしている。続きたいと思いますので応援してください」